賃貸物件の管理をされている大家さんやオーナー様にとって、入居者とのトラブルは避けて通れない問題です。私自身も賃貸物件を複数所有していますが、様々な事態に直面してきました。今回は実際に経験した「最悪」と呼べるトラブルと、その解決方法についてお話しします。
最も困ったのは、夜中の水漏れ事故でした。真夜中に入居者から「天井から水が滴ってきている」と連絡があり、すぐに現場へ駆けつけました。上階の入居者がお風呂の排水栓を閉め忘れたまま外出してしまったのが原因でした。下の階の電化製品や家具にまで被害が及び、保険対応になりましたが、入居者同士の関係も悪化してしまいました。
このような事態に対応するため、24時間対応の管理会社と契約することで、深夜のトラブルにも迅速に対応できるようになりました。水漏れのような緊急事態には、迅速な初期対応が被害を最小限に抑える鍵となります。
また、家賃滞納も大きな問題です。あるケースでは、3ヶ月連続で滞納が続き、連絡も取れなくなった入居者がいました。訪問しても応答がなく、最終的に内容証明郵便を送付し、法的手続きを進める準備をしました。その直前になって入居者から連絡があり、失業していたことが判明。分割払いの約束を取り付け、無事解決しました。
家賃滞納については、早期に対応することが重要です。1ヶ月目から連絡を取り、状況を把握するよう心がけています。また、保証会社の活用も有効な選択肢です。
騒音トラブルも頻発します。あるマンションでは、楽器演奏をめぐって入居者同士が対立。双方の言い分を聞いた上で、防音対策と演奏時間の取り決めを行うことで解決しました。入居時に生活ルールを明確にしておくことが、後々のトラブル防止につながります。
これらの経験から学んだのは、トラブルは必ず起きるものだということ。大切なのは、いかに迅速かつ適切に対応するかです。プロの管理会社に任せることで、オーナーの負担を大幅に軽減できます。
賃貸管理のプロである株式会社エルシティのような専門家に相談することで、トラブル発生時も安心して対応できます。適切な管理体制を整えておくことが、長期的に見て物件の価値を守り、安定した家賃収入を得るための基盤となるのです。
賃貸経営においては、トラブル対応力がオーナーの安心と物件の評判を左右します。経験豊富な管理会社との連携が、その強力なサポートとなることを実感しています。